【血の轍】方言はどこ?群馬県?朝はんという地域はどこ?

どうもこんにちは春日(嘘)です。今回は、血の轍に登場する人物たちの方言が激しいので、どこの方言なのか調べてみます。

「惡の華」のモデルは群馬県桐生市でしたよね。作者の押見修造さんの出身地としても有名ですが、血の轍のモデルも桐生市なのでしょうか?

私も数年前に群馬県桐生市に転勤説が浮上したこともあり、なかなか思い入れの強い場所ですので、今回は血の轍の方言について説明していきます。

血の轍の方言はどこ?

血の轍の登場人物の方言はやはり、群馬県桐生市のものでした。

群馬なまりというか群馬弁というか、なんと呼んでいいのかわかりませんが、あの独特な言い方は群馬県のものでした。ただ私の知り合いに何人か群馬県出身のやつがいますが、血の轍ほど強い方言ではありません。

それは1990年代初期、平成初期を舞台にしていることもあり、少し前の方言、実際に押見修造氏が幼少期に聞いていた方言をふんだんに使っているのかもしれません。

そして東京生まれ千葉県育ちの比較的方言がない環境で育ってしまった私が気になった方言をいくつかまとめていこうと思います。

今日なっから暑いんだって

これも第1話の登場です。

学校に向かう静一少年に友人たちが絡み始め、そしてこう言ってました。

最初見たときには「今日から暑いんだって!」的な意味かと思ったのですが、違うみたいです。

「なっから」というのは「ずいぶん、かなり」という意味の副詞だそうで、ということはつまり「今日なっから暑いんだって」というのは「今日かなり暑いんだって!」という意味だそうです!

国語だんべ

こちらも第1話の静一の友人の発言です。

ある程度予想できますが、「~だんべ」もしくは「~だんべえ」というのは、「~だろ」ということだそうです。あまりだんべえというのは聞かない表現ですね。みんな群馬県を離れると方言を隠すようになってしまうんでしょうか。

今日プールだがん

第1巻で静一の友達が静一に言った言葉です。

「~だがん」という言葉は、「~だよね」という言葉の変形なのです。群馬県民に聞いたところ、「なかなか強めだね」といってました。確かにそいつからは聞いたことのない方言です。

もしかしたら少しずつ減ってきているのかもしれませんね。千葉県にいるとなかなか聞かない言い方です。

やめろって言ってんべに

静一少年のズボンを下ろそうとする友人たちに向かって静一が言ったセリフです。

状況的に「やめろって言ってんだろ〜!」的なものかと思い、「べに」で調べてみましたが、残念ながら群馬県の方言としては出てきませんでした。ただ近いものとして以下の用法が出てきました。

「そんなん、わっきゃーねんべーんに」
(そんなの簡単でしょう)

http://www5.wind.ne.jp/bookend/hougen/page2.htmlより引用

「わっきゃない」は「かんたん」という意味の群馬方言であり、そこから考えると「べーんに」は「でしょう」もしくは「だろう」という意味を持つ部分だと推測されます。

これを踏まえて最初の「やめろって言ってんべに!」を考えると、「やめろって言ってんだろうに!」もしくは「やめろって言ってんでしょうに!」という意味だと判断できます。なかなか難しいですね。。。

~るんさ

イメージ的には静子がよく言ってますね。

静子「猫、死んじゃってるんさ・・・」など、比較的静子の精神が安定している時かつ静一に過保護に接している時によく言ってるようなイメージです。

特定の意味があるわけではなく、単に「~してるんだよ」を「~るんさ」ということがあるようです。

そうだいねぇ

これも静子がよく口にしている方言ですが、これについて調べてみると、まず「〜だいねえ」は「ですね」という意味です。なので特定の意味があるわけではなく、言い方のみ変化した部分です。

ちなみにルーツとしては群馬県訛りではなく、実は埼玉弁だそうです。もともと埼玉県は周囲を囲んでいる各都道府県の方言がそれぞれ部分的に侵入しているため、複合的な方言が出来上がったようです。

それはすなわち埼玉県方言≒群馬県方言であるということでもあり、そのため静子が話す埼玉方言はほぼイコール群馬方言であるということ。なので静子のルーツがわかりそうだったのですが、そうも行かなかったようです。

うっそんばい!俺より絶対いいんべにが

終業式を迎え、明日から夏休み!という時、通知表をもらった静一にいつもの友人:小倉くんが「通知表どうだった?」と軽口。そして静一が「まあまあだった」と言ったことに対しての小倉くんのセリフです。

なかなかすごいですね(笑)

状況的に「嘘言うな!俺より絶対いいに決まってる!」的な意味だと思いますが、実際には若干違うようです。

まず「〜ばい」は「〜だらけ」です。なので「うっそんばい」は「嘘ばっか!」

次に「〜べにか」は先程の「〜べに」=「〜だろう、でしょう」の変形だと考えると、「俺より絶対いいんべにが」=「俺より絶対いいんだろう!」ということになります。

本当はもっと難しい国文法の説明があったのですが、かなりかいつまんで説明するとこんな感じになります。個人的には彼、小倉くんが最も強い群馬弁を話す少年だと思ってます。静一や静子の方言はなんとなくわかりますけどね。

朝はん

また静子がよく朝食のことを「朝はん」と言ってますが、おそらく「朝ごはん」のことだと思いますが、なかなか朝はんという方にあったことがないので気になっていました。調べてみると、やはり関東北部で使われる方言のようです。

群馬県の他にも長野県でも朝食を「朝はん(あさはん)」という地域があるようです。

そして以下は2006年に投稿された群馬県出身の方のコメントです。

あの、群馬出身です。
朝は、あさはん、あさごはん。(7割くらいであさはんです。男も女も)
昼は、ひるめし(おとこのこがいいます) おひる(おんなのこ言葉です)
夜は、ゆうはん、ばんめし、ゆうごはん、(前者2つはおとこのこ言葉ですが、女の子もたまに使いますよ)
方言でかなり違ってきますよね。 

http://bbs.jpcanada.com/log/11/4738.htmlより引用

ざっと見たところ、群馬県や長野県で見られる方言のようです。そちらでは朝食のことを「朝はん」というようです。ちなみに私は千葉県に20年以上住んでいますが、ここでは「朝食」もしくは「朝ごはん」または「朝めし(おそらく男言葉)」です。

このようにかなり違いがあるようです。

まとめ

血の轍に登場する人物たちの方言は群馬県桐生市で使われている、もしくは使われていた方言でした。

本記事を書くにあたって多くのサイトを参考にさせていただきましたが、もし使われている地域や表現などに間違いがありましたらコメント欄にて教えてくださればと思います。迅速に修正させていただきます。

それでは学んだことのアウトプットさせていただきます。

今日冬なのになっかん暑いんべに、そろそろ仕事だがん朝はん食ってでかけます。

合ってるかどうか全く自信がありません。(笑)それではありがとうございました!

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