【志乃ちゃんは自分の名前が言えない】加代ちゃんがいいやつすぎる

miku

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の重要登場人物、加代ちゃんが、とにかくいいやつなんです!

よくないと思うことをハッキリ言える加代は、志乃とは対照的です。とっつきにくいような雰囲気がありますが実は優しく、友達や音楽に対して真剣なんです。読み進めるにつれ、加代のいいやつっぷりを感じられます!

今回は、そんな加代について見ていきましょう!

笑わないでくれる友人

志乃にとって加代は、うまくしゃべることができない自分のことを笑わずにいてくれた特別な友達です。

とはいえ、加代が最初から友好的だったわけではありません。まずは志乃と加代のファーストコンタクトから振り返ってみます!

それは放課後の自転車置き場での出来事です。志乃が自転車を倒してしまい、ドミノのように倒れた自転車が加代に当たってしまったんですね。

志乃は謝ろうとするのですが、うまく言えず。そして自分から打ち解ける努力をしようと自己紹介をしかけるのですが、やはり自分の名前が言えません。

加代は、元鋭い目つきをしているのですが、この時は眉を寄せてより不機嫌そう。そして、「チッ」という舌打ちを残して自転車に乗って去ってしまいます。

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とてもじゃないですが、この時点では仲良くなれそうな気がしません(苦笑)。ですがこれが二人の物語の始まりだったんですね!

ちなみに、自転車事件より前に、加代の姿は2回描かれています。

1回目は入学式当日のざわついている教室です。友達同士喋っている生徒が多い中、加代は一人席について頬杖をついています。そして目つきが悪い()

2回目は数学の時間に志乃が指名されたものの答えられなかったシーンです。このとき加代は志乃を横目で見てはいるものの、他の生徒のように笑ってはいませんでした。

これらの描写によって、周りに流されない加代の一匹狼らしさがすでに表れていたんですね。

さて、二人の関係が変化するのは、お昼休みの校舎裏のシーンです。志乃は一人でお弁当を食べていたのですが、そこに偶然加代が現れます。

加代は音楽を聴きながら、音痴な鼻歌を歌います。隠れて聞いていた志乃は弁当箱を落としてしまい、加代にばれてしまいます。

歌を聞かれた恥ずかしさからすぐに立ち去ろうとする加代でしたが、志乃が呼び止め、以前自転車をぶつけたことをやっと謝れたのでした。

加代は志乃の必死に謝る姿を見て冷静になったのか、うまくしゃべれない志乃に疑問を持ったのか、「その喋れないやつ何なの?」とストレートに尋ねます。

そして、喋れないなら紙に書いたらいい、とメモ帳とペンを志乃に差し出します。

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よくわからない相手のことを、わからないからといってバカにするのではなく、理解しようとする加代の姿勢は誠実で素晴らしいです!

喋れないので筆談をする、というのはごく一般的な解決法かもしれません。しかし、教師に「喋れるようになろう」と言われ、みんなと同じように喋らなきゃと思い詰めていた志乃にとっては新たな視点だったのではないかと想像できます。

合理的な解決方法を提案できる加代は冷静でかっこいいと思いました!

志乃が何かを言いかけてやめたときや、文化祭出演を渋ったときには怒ることもありましたが、志乃が喋れないことを笑ったりバカにしたり非難することは一切ありませんでした。志乃にとってそれがどんなに嬉しかった事でしょう。

逆に志乃が加代の歌を笑ってしまい、加代が激怒するという事態があったんですけどね。それほど、人を笑わないことは難しいと言えるのかもしれません。

だからこそ、笑わないでいてくれる加代はやっぱりすごい!と思ったのでした。

少しずつ普通に喋れるように

加代の家で二人が喋っているシーン。志乃が加代に借りたCDを返し感想を言っているとき、志乃が普通に喋れるようになっていることに気付く加代。

指摘された志乃は少し照れたような、嬉しそうな表情で「緊張が解けてきたからかなあ?」と言います。

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加代と仲良くなり、安心して話せるようになったことで、吃音などの喋りにくさが薄れてきたのかもしれませんね!

このシーンを読んでいて、志乃が安心できる相手が見つかったこと、加代と仲良くなり家に遊びに行くようにまでなれたことが、自分のことのように嬉しかったです!

加代の方も、志乃と仲良くなってから表情が豊かになったように感じられます。「しのかよ」を結成し、志乃との音楽活動に意欲的で、イキイキとしていました。

二人はお互いに良い影響を与え合う、ベストフレンドなんじゃないかなと感じました!

まとめ

やっぱり加代ちゃんはいいやつです!

筆談の提案、「しのかよ」結成、文化祭出演、路上ライブなど、引っ込み思案な志乃を引っ張る一方、志乃とぶつかったりすれちがったりしてしまうこともあります。

しかし、加代はまっすぐに志乃に向き合い、自分の思いを伝えていきます。そんな加代の姿に応えるように、最後には志乃も自分の気持ちを言葉にします。

加代の存在は志乃にとって、またこの物語にとって、とても重要なものだと感じました!

こんな友達がいたらいいなぁと思いますし、自分自身も加代のようにまっすぐでありたいです!

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