【志乃ちゃんは自分の名前が言えない】魔法の歌詞の意味とは?

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

加代が文化祭で歌ったのは、『魔法』という曲でした。

加代が初めて作ったオリジナル曲です。

加代は当初、志乃に詩を書いてもらおうと思っていたのですが、作詞を依頼する前に志乃が離脱してしまいます。また、加代は音痴ですので、「しのかよ」では志乃が歌唱担当でした。

miku

ボーカルがいなくなってしまった「しのかよ」。

菊池に代わりに歌ってもらうという選択肢もあったのですが、そうはしませんでした。

加代はひとりで作詞作曲をし、ひとりで歌うべきだと判断し、舞台に立ったのでした。その歌声はというとやっぱり音痴だったのですが(笑)

それでも、この歌を聴いた志乃に今まで抑えていた感情を吐き出させ、読者を感動させる素晴らしい歌だったと思います!

『魔法』の歌詞には、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の全てが詰まってると言っても過言ではない!?かもしれません!

今回はそんな歌詞の意味について考えていきます!

加代の『魔法』の歌詞

まずは、『魔法』の歌詞をチェックしてみましょう!

魔法をください 魔法をください

みんなと同じに歌える魔法 

みんなと同じに喋れる魔法

それさえあれば それさえあれば

私は外へ出かけてゆくよ

でもどこへ行こう でもどこへ行こう 

 

私は今すぐ帰りたい 私は今すぐ帰りたい 

みんなの知らない秘密の場所に

あのコの座る校舎の裏に

魔法はいらない 魔法はいらない

 

みんなと同じに喋れる魔法

みんなと同じに歌える魔法

 

つばを吐き捨ててバスに乗ろう

私は遠くに出かけてゆくから

以上が『魔法』の歌詞です!

この歌詞にどんな意味が込められているのでしょうか?

歌詞の意味を考察

それでは歌詞の意味を考察していきます!

私の主観ですが、お許しください(笑)

 

魔法をください 魔法をください

「魔法」というと、架空の不思議な力のことですよね。

困ったときなんかに、「あーあ、魔法が使えたらなぁ~!」なんて空想するけど、実際にはありえないものという印象です。ありえないけれど「魔法をください」と願わずにはいられないという切羽詰まった気持ちかな?と考えられます。

 

みんなと同じに歌える魔法 

みんなと同じに喋れる魔法

miku

これはわかりやすいですね!

加代と志乃はそれぞれ、みんなと同じようにはできないことがありますよね。

みんなと同じに歌えない加代と、みんなと同じに喋れない志乃。

思い浮かぶのは、いつも堂々としている加代が、中学時代の友達にカラオケに誘われてひどく焦っている様子。

「うちらが誘ってんだよ?」という同調圧力が見ていて苦しくなります

そして自分の名前すら言えない志乃の自己紹介。

担任の先生や母親も、今のままの志乃を尊重せず、普通に喋れるようになれと暗に押し付けていましたね。

どうして自分だけできないんだ!みんなと同じになりたい!という、劣等感と渇望を、魔法という言葉を使い表しているのだと思います!

また、周りに普通であることを期待されるけど、自分たちにとっては魔法と同じくらい無理なことなんだ!という叫びでもあると思います!

 

それさえあれば それさえあれば

私は外へ出かけてゆくよ

miku

みんなと同じようになれたなら、外に出られるのに

うまく喋れない志乃は、教室にも居場所がないようでした。

校舎裏でひとりお弁当を食べながら、友達同士の会話を一人芝居している姿には切なくなりました。

加代は校舎裏で音楽を聴きつつ音痴な鼻歌を歌っていました。カラオケに誘われたときも音痴を気にしていましたね。

みんなと同じに喋れたら教室でワイワイご飯を食べられるのに。みんなと同じに歌えたらカラオケに誘われたって大丈夫なのに。

それが、「外に出かけていくよ」という意味かなと考察します。

はじめての路上ライブでの、「せっかく外に出られたんだから」という加代のセリフも思い起こさせますね。

でもどこへ行こう でもどこへ行こう 

私は今すぐ帰りたい 私は今すぐ帰りたい 

miku

あれっ!?さっきみんなと同じになれたら外に出かけるのに~と言っていたのに、「どこへ行こう」!?

みんなと同じになりたい、普通になりたい、とばかり考えてきたけど、みんなと同じになったらどうしたいのかはわからない、あるいはしたいことがないということでしょうか。

みんなに合わせるよりもしたい事があるのかもしれません。

「今すぐ帰りたい」とまで歌っていますね。じゃあいったいどこへ帰りたいのでしょうか?

みんなの知らない秘密の場所に

あのコの座る校舎の裏に

miku

なるほど、2人が仲良くなった校舎の裏。そこが秘密の場所なんですね。

2人の居場所はそこにあるということでしょうか。

魔法はいらない 魔法はいらない

みんなと同じに喋れる魔法

みんなと同じに歌える魔法

miku

なんと!「魔法をください」から「魔法はいらない」にひっくり返りました!

あんなに欲しがっていた魔法、もういらないのでしょうか?

2人が出会いそのままの姿を認め合い、居場所を獲得したことで、みんなと同じようにならなくてもいいんだ!と思えるようになったのですね!

つばを吐き捨ててバスに乗ろう

私は遠くに出かけてゆくから

miku

ラストです!

みんなと同じにつばを吐き捨て、同調圧力から抜け出そうという意味じゃないかなと思います。

音痴なまま舞台に立った加代や、この後の志乃の独白にもつながりますね。

ありのままの姿で、我が道を行くという力強い歌詞だと感じました!

まとめ

今回は、加代の歌った『魔法』の歌詞について考察してみました!

周囲に押し付けられる普通に憧れたこともあったけれど、最終的にはみんなと同じじゃない自分を認めるという流れになっていると思います。

これは「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」のストーリーとも合致していて、味わい深いですね!

そしてなにより加代の主張がストレートに表れているいい歌詞だと思います!

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