【血の轍】静一(せいちゃん)の吃音・言語障害の原因について

どうもこんにちは春日(嘘)です。今回は、「血の轍」の静一の吃音症(きつおんしょう)の原因について考察していきます。

しげるを崖から突き落とした母静子の犯行を目撃してしまい、さらに口止めされていたり、挙句の果てに母は記憶を改ざんしているのかどうか分からなかったり、静一は仲良しのいとこを殺そうとした母に対して多大なるストレスを感じるようになります。

そして発症した吃音症。吹石由衣子にも心配されるほどのものになってしまいました。

静一の吃音・どもり

もともと静一はそこまでお話好きな方ではなく、だからといっていじめられているわけではない平凡な陰キャでした。

しかし母がいとこのしげるを突き落としたことを目撃したストレスから言葉が発せなくなってしまいました。吹石由衣子と付き合っている時、彼女と一緒にいるときには普通に喋れるようになっていたのですが、静子と二人になるとやはり喋れなくなってしまいます。

このことからも静子が原因であることは間違いないと思われます。

突き落としたことによるストレス

吃音症について調べてみると驚くことがわかりました。

私も吃音症でした(笑)

吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。単に「滑らかに話せない(非流暢:ひりゅうちょう)」と言ってもいろいろな症状がありますが,吃音に特徴的な非流暢には、以下の3つがあります。

  • 音のくりかえし(連発)、例:「か、か、からす」
  • 引き伸ばし(伸発)、例:「かーーらす」
  • ことばを出せずに間があいてしまう(難発、ブロック)、例:「・・・・からす」

上記のような、発話の流暢性(滑らかさ・リズミカルな流れ)を乱す話し方を吃音と定義しています

rehab.go.jp/ri/departj/kankaku/466/2/より引用

いやいや笑えない・・・単に滑舌が悪く早口なだけだと思ってましたが、色々と症状を見ていくと私もそうだと思います。とはいえ現在は人前で話す仕事をしていますし、多少噛みまくるくらいならなんとも思わなくなりましたけど。

だからこそ静一の吃音症の程度の高さを思い知りました。あそこまでまともに意思疎通ができない程に強い吃音は見たことがありません。

おそらく彼は中学生であり年が若いこともあり、さらに愛するママがいとこのしげちゃんを殺そうとしたことを見てしまい、さらにそれを黙秘すべきなのかどうすべきかの究極の2択を迫られたショックが強すぎたのでしょう。

静一「言うべきか言わないべきか。言ったらママは殺人犯になる、でも言わないとしげちゃんはどうなる?」

その結果、言いたいけど言いたくない。そんな心理から彼は「自らをしゃべれない状態においこんでしまった」と考えられます。かわいそうすぎる。大人でも受け止めることができないようなレベルの出来事ですからね。子供ならなおさらその衝撃は大きいはずです。

そしてこの事件についての衝撃以上に、普段からの静子による抑圧も関係していると思われます。

静子による静一の支配

普段から静子は静一のことを支配しており、これを周りの人間は過保護と呼んでいます。

静子が服を選んであげる、食事のメニューも全部ママが決める、割り箸の袋から出してハシを折ってあげるなど、これらは子供可愛さにやっている部分もあると思いますが、逆に言えば子供が何かをする能力の育成を阻害していることになります。

結果的に静一はやはり精神的に幼く、何をするにも静子の許可を必要とします。吹石由衣子からラブレターを貰った時、彼は嬉しかったと言っています。しかし母に促されるまま、結局自分の意志よりも母の意思を尊重し、好きな女の子からもらった宝物をビリビリに引き裂きました。

自分で何かを決める力をじわじわと奪い、自分に依存させているわけです。

どこまで意識的な行動なのかわかりませんが、静子による過保護はある種マインドコントロール、つまり洗脳です。もう静一は静子なしでは生きていけない体になってしまったのでしょうか?

事実様々な決定力を奪った結果、静一からは一時的に言葉が奪われました。それにより静一は自分の決定を自ら伝えることができなくなってしまいました。本当にかわいそう過ぎると言わざるを得ません。

静子の異常性を認められない

また静一自身、まだ洗脳途中ということもあり、完璧に静子に依存しきっているというわけではないのです。だからこそ静子についていくべきなのか、それともみんなの言う通り脱静子すべきなのか。

その狭間をうろうろしていることも間違いありません。いつかの春日高男のようですね。

だからこそ吹石由衣子と一緒にいたときには静子に対し「お前なんかいらない」と追い返したこともありましたが、翌日吹石と初体験直前になって静子の顔が頭に浮かび、踵を返して静子のもとへ帰っていきました。

そこで「吹石に近づかない」という悪魔の約束を交わし、翌日私の大事な由衣子に対しひどいことを・・・!

【血の轍】吹石と長部の今後の関係はどうなるか考察してみる

この構図って「惡の華」のクソムシと変態に近いような気がします。いわゆる普通の人達をクソムシ、そんなクソムシとは価値観が違う存在を変態と呼んでいました。

そして「血の轍」では静子の過干渉下にいる異常な状態が「惡の華」でいうところの変態、その変態状態を気に入ってはいるものの、その状況を抜け出した先にある普通の暮らし、クソムシ状態になることも怖い。

今さら普通になれるのかという恐怖があるため、どちらにもなれないという静一は春日に似ているようにも感じますね。

そんなどちらも選べない、選びたくない、選ばなくてもいい方法はないかと模索した結果、自分から言語が失われれば何も選ばずにすむ。そんな精神的な流れがあったのかもしれません。

ちなみに思春期と同時に反抗期がやってくるのは自我を確立するための心の動きがあるからです。

それまで親の庇護下にあった子どもたちの自我が強まるため、それまで親の判断に依存してきたものの「それが本当に正しいのか?」と疑うようになり、結果として反抗期と呼ばれるステージになります。

静一も本来このようになるはずなのですが、静子により抑圧されています。だから彼の中では自我が芽生えているようで、芽吹くためのスペースが刈り取られているためにいつまでも自分の意見が言えないのです。

その結果としての吃音症なのかもしれないな〜と思います。

まとめ

精神の発達段階で大きなショックがあるとこうなってしまうのかと、恐怖を感じてしまいました。

「惡の華」の時もそうでしたが、どちらにいけばいいのかわからずに右往左往している間にも時間はすぎるし、どちらかを選べば誰かを失う。だからこそ自分の気持がわからなくなりますます選べない。

静一も春日も同じなのかもしれません。

さらに静一の吃音症は吹石と一緒にいる時、吹石の目を見たときに一時的に治りました。それは心を許した存在だから、大事な存在だったからです。

なのに君は彼女を裏切ったのさ。「絶対に捨てない?」って何度も聞いてきた彼女に君は「うん」と答えたのに、一方的に捨てたよね。これは静子の影響もあったのだろうが、「もう飽きた」と発言したことは事実。

だから吹石に新たな男ができても寂しがる権利なんてないんだぜ?

吃音症はたしかに可愛そうだとは思うが、それは吹石由衣子には関係ないこと。まず謝りに行ったらどうだい?

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