【血の轍】静子は病気?静一の首を締めた理由を考察する

どうもこんにちは春日(嘘)です。今回は、「血の轍」の静子が病気なのかどうか、そしてなぜ静一の首を絞めたのか、その理由を考察していきます。

あれだけ過保護に過保護にしていた静一の首を絞めたのはどのような心理状態から起こったのでしょうか?にわかには理解できない行動だと思います。

静子は精神病なのか

まず初めに、静子が病気なのかどうかと言われると、そうなのかもしれません。

あの感情の浮き沈みのペースは普通ではないので、何かしらの精神病の一種を罹患している可能性はあります。そこで静子がなぜあそこまで感情が浮き沈みするのか、そこを知る必要があります。

静子にとっての静一がどのような存在なのか、別の記事で詳しく書いているのでそちらの記事もご覧ください。

【血の轍】静子の過去に何があったのか考察【静一が鍵】

簡単に書くと、静子も不安だから他人から必要とされている感がほしいのです。ここはいわゆるメンヘラと同じですが、静子の場合にはそれを息子の静一に求めているのです。だから静一を可愛がるのは、その見返りとして愛情がほしいから。

つまり自分のために息子を可愛がっていると考えることもできます。静一からの愛情を感じることが現在の静子のアイデンティティを保つ唯一の方法なのです。

これを踏まえて、なぜ愛すべき息子の首を絞めて殺そうとしたのか考えていきます。

静一の首を絞めた理由

静一を溺愛する理由

先程も書いたように、静子は愛情に飢えており、それは夫である長部一郎からのものでは足りず、さらにしたくもない親戚付き合いで心身ともに疲労していることから、特に他者からの愛情であったり、または求められたいという気持ちが強くなっていました。

もともと精神的に不安定な部分があったと推測されますので、友人関係もうまくいかない。そんな状況では承認欲求も満たされない日々を過ごしていたのでしょう。

そんな中静一は、自分の息子だけは自分を裏切らない存在であり、いつも「ママ!ママ!」と自分を必要としてくれる存在だったのです。だから静一を大事にするのはその対価として、自分が不足している感情を満たしてもらえるからなのです。

自分に従順な静一

昔から大事に大事に育ててきた。静一が幼稚園時代にも常に教室の後ろに立って静一を見てきたのです。

一般的にはやりすぎ、過保護と言われるレベルですが、静子はそれほどまでに静一を監視したかったのです。それは静一に好きな女の子ができたりでもしたら、自分に向ける愛情量が減ってしまうからです。

さらに毎日「朝はん(朝ごはん)、肉まんがいい?あんまんがいい?」と選択肢を2つしかくれないことから見ても、静一を自分の意のままに操っている、管理下に置くことで安心したかったのだと思われます。

単なる朝ごはんのメニューを聞いているだけかもしれませんが、本当に息子を喜ばせようと思ったら「何が食べたい?」って聞きますよね。静一は静子のこの質問によって、知らず知らずのうちに自分で考える力が低下していると考察ができます。

恐ろしき毒親・・・

愛情をくれない静一はいらない

そしてタイトルにもある、そんな溺愛すべき存在である静一の首を絞めた理由として、静子の思う静一の存在理由が満たせなくなったからだと考察しています。

先程も書いたように、静子の頭の中では・・・

静一=自分に無償の愛を与え続ける&従順な存在

という方程式が存在します。また別記事で紹介していますが、静一の母であるということも、静子のアイデンティティ・クライシスをギリギリのところに保つために重要なファクターであると言えます。

そんな重要な静一についに彼女ができてしまいそうになったのです。同じクラスの吹石由衣子です。

【血の轍】吹石と長部の今後の関係はどうなるか考察してみる

仮に付き合ってしまうと静一から静子に与えられる愛情の量が低下し、吹石に割かれることになります。それだけは避けなければならないのです。

しかも河原でいちゃつく二人を見て愕然としているところに、静一から衝撃発言をされます。

静一「お前なんか、いらない!」

長部家で唯一の存在理由である息子、さらに自分の精神をパット見正常に保つために絶対に必要である静一に存在を否定された事により静子はアイデンティティ・クライシスを起こし、爪から血が出るまで噛みちぎり、その場を去っていきました。

このあたりから先程の方程式が崩れ始め、静一が静子に愛情を注いでくれなくなってしまったと感じるようになり、そうなれば静子にとって静一の存在理由がなくなってしまったわけです。

だから「ママを殺して」、そして「じゃあママがするね」と首を絞めたのだと思います。

静一から愛情をもらえなければもう生きていけない、愛情をくれない静一はもう必要ないと思ったのでしょう。事実このあと、静子は布団でぐったりするようになり、家事をしなくなり、かつてのように静一にベッタリすることはなくなりました。

というわけで、静一の存在理由を見いだせなくなってしまったことが原因だと思われます。

まとめ

恐ろしいことに、息子を息子として愛しているのではない説が浮上しました。

息子としてではなく、自分の存在価値のよすがとして見ているのです。そしてその機能を果たせなくなってしまった静一はもういらないということなのでしょうか。そうは思いたくないですが、そう考えられば全て辻褄が合うのです。

静子がここまで愛情に飢えている理由として、やはり静子の過去に原因があると考えるのが普通です。そのため静子がここまで不安定になってしまった理由を探るため、過去に何があったのか、わかる範囲で考察してみました。

【血の轍】静子の過去に何があったのか考察【静一が鍵】

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